2022年2月24日、東ヨーロッパの地、ウクライナの首都キーウ。そこには一人の日本人大学生がいた。周囲は不気味な静寂に包まれ、迫り来るロシア軍の侵攻の知らを聞き…。実際の戦争を目の当たりにし、苛烈な現実に直面した若者は、どのような感情を抱き、なにを考え、未来を生きていくのか。指定難病を抱える母、武士道の精神、そして杉原千畝の影響を受けながら、数奇な運命は交差し、彼の人生と使命は織りなされていく。戦争から未来へ、平和を紡ぐ。
2022年2月24日、ロシアによる軍事侵攻が始まると同時に、ウクライナに取り残された大学生としてネット上で話題に。 栃木県足利市出身。慶應義塾大学進学後、体育会柔道部を退部した後に志を立て欧州へ渡航。当時、IT産業が右肩上がりの成長をしていたウクライナに注目し、同国最大のイノベーションパークUNIT.Cityのプログラムに日本人として初めて合格し、移住。実際は数ヶ月後に戦争に巻き込まれたが、SNSの投稿が誤解を招き「野次馬、売国奴」などと否定的な声が日本語の言論空間では巻き起こった。約半年後に帰国し、外務省へ訪れ当時の外務副大臣 武井俊輔氏に友人の仲介で直接謝罪。現在は、親戚の杉原千畝への憧れと自身の戦争体験が交差し、国際政治・地域研究に取り組んでいる。また、衛星データや地理空間情報の解析を行うスタートアップ企業にて外国政府渉外役を務め、アフリカや中東の政府および関係機関との折衝に従事。サッカー元日本代表の本田圭佑氏が設立した学生ファンドKSK Mafiaの初代投資家に選出された。その他、外務大臣政務官穂坂泰氏との番組MC、経済安全保障担当大臣高市早苗事務所にてインターンを行うなど、産官学を横断して活躍している。幼少から書道や日本文化に触れ、畳や和服を好む。